静かに壊れていく秒針たちが

詩メインで、あとは徒然に音楽のことなど

似あうのは

不幸せが似あうのは

長い間下を向いて暮らしているから

上を向いても上向かない事に項垂れて

その重さで固定されて沈むばかり

 

青い鳥を欲しがるけれど

鳥かごに入れるのは厭だなんて

偽善者にすら届かない

半分だけの使命感を指名して

結局は持て余す

だらけた坂道の中頃

 

太陽に眩しさを求めないから

影と語り合って落ち着いたりして

影踏みもそもそもなんだか申し訳なく

縄跳びを楽しんだのはそういう理由がひとつ

 

幸せが似合わないのは

上も下も向きたくないだけで

明らかに迫害されたように思ってしまうから

それだけの理由から始まる憂鬱は

長く遠い日々に膨らんだケーキのようだ