静かに壊れていく秒針たちが

詩メインで、あとは徒然に音楽のことなど

終わる物語を愛している

終わらない物語を欲しがっても

読み手の我々は必ず終わりを迎える

それが幸福なものであれ残酷なものであれ

必ず終わりを迎える

 

始まりを記憶できないように

終わりもおそらくは記録できない

死んだ後にどんな形で再生されるかなんて

死んだことがないからわからない

輪廻を信じるか田舎は別として

記憶に御座いません

 

リプレイ あるいはアゲイン

都合よい物語の再生装置

有限と無限の間で藻掻いている

絡まる草は感情の渦

 

終わらない物語はないよ

少なくとも俺の世界には

けれど

だからこそ

物語は輝く

まばゆいほどに暗がりの中で